母の背中

母に東京に帰るって、なんだか言いづらかった。

でも、帰るって言ったら、
わかった!とさっぱりしていた。

母と私。なんだか母はもっと大人になったんだなと思った。
私のことは母にとっていつまでも子供だし、心配してくれているけれど

2週間何も言わずに、支えてくれた。

今回、私が頼んでいないのに、黙って東京に迎えに来てくれた。

男鹿の海を見たり、おいしい喫茶店やランチに行ったり
家で取れる野菜をふんだんに使ったごはんを毎日食べた。

カメムシの多い時期だったから、夜もぶんぶん入ってきたけれど
その都度母が階段を上がって取ってくれた。

「次の仕事はどうするんだ?」
「 どう生きていくんだ?」
なんて聞かれなかった。

ただ毎日ごはんとおいしい外食とドライブ。

ご飯づくりをたまに手伝ったり、コインランドリーに行って服を畳んだり
車は運転した。

すごく、ありがたかった。すべてがありがたかった。

今の私にはそういう接し方がとてもあたたかくて
優しくて、とっても大人な母の姿にひどく感動した。

母は、どうしようもない弟や、父、祖母
いろんなしがらみの中で常に生きているし
それなりに辛いものも持っているんだろうなと思う。
車に乗りながらちょっと話していると、

弟はまだ反抗期みたいで、ずっと父のことを拒絶しているから
母は弟と父の通訳みたいになったり、気を使っている。
出掛けるときは父と出かけるか弟と出かけるか。3人で出かけることはないそう

母は内職をやっていて
お給料が欲しいから、もっとちょうだいと要望を出したり
合間にやっている掃除のパートの都合で、出来た物をもっていく時間をずらしたり融通を聞かせてもらっていたんだけど

担当者が変わって、相性がすごく合わないそう。
今は一切雑談せず、少ない量でも文句を言わずに淡々とやっていると。

掃除のパートは65歳すぎたおばさん50代のおばさんあとは数名の人とかれこれ10数年やっているけれど
65歳の人がそろそろやめるみたい。

おばあちゃんに対しての口調が荒いな、と帰る度に思う。
イライラすることが色々あるんだろうな。と愚痴を聞くと思う。

今の母のもっぱらの楽しみはクイーン
何か東京でイベントがあると必ず東京へやってくる。
来年は愛知に一人でライブ観戦に行くそう。
今まであまり一人で出かけたりしなかった母が一人でライブを見に行くようになった。

楽しくいてほしい。母には。いつまでも。

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  • HSPライター mana
  • ◆東京の東側在住で、趣味でライターをしています。

    ◆HSPでINFP型の社会に適応しにくいと言われるタイプ。いつも会社を辞めたがる。
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